今月の「みつば会」は、ふたば嘱託医の石田医師をお迎えし、災害対策についてお話していただきました。
先生は、君津圏域に一人しかいない「災害時小児周産期リエゾン」としてもご活躍で、災害時はDMATとも連携して、小児周産期の避難や救助にご尽力されています。
定例のみつば会でも最近毎回話題になっていた災害対策について。
直近で大型台風がきたばかりだったので、リアルな声がたくさん上がりました。
参加者からは、これまでの経験談の共有や、質問、活発な意見交換など、とても盛り上がりました。
医療的ケア、特に呼吸器ユーザーが多くいるふたばっ子は荷物がとても多く、避難するイメージが付きにくかったり、繊細な子供たちは、イレギュラーなことが起こると、体で反応するため、急変やけいれん発作なども起こしやすい。
色々な不安や心配がある中で、実際、何をすべきか、どう動くのか、平時にしておくべきこと…などなど、各家庭ごとに考える機会になりました。
国立成育医療研究センターが作成した「医療機器が必要な子どものための災害対策マニュアル第3版」
がとても参考になります。ぜひご家庭で活用してください。
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/cooperation/shinsai_manual.pdf
一般的に、災害時の助けとなる割合は、自助70%、共助20%、公助10%と言われており、自分の身は自分で守ることを大前提に考えて、普段から備えておく必要があります。物品だけでなく、シミュレーションはとても大事です。
各家庭でも、避難訓練を実施することが望ましいですね。